柞原(ゆすはら)八幡宮・「浜の市」の志きし餅
今年も9月14日(日)~20日(土)までの一週間、
大分市や別府市の方には古く馴染みがある
柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)ゆかりのお祭り、「浜の市」が開催されています。
お祭りに立ち寄ったことがない方でも、「志きし餅」(しきしもち)は
一度は口にされたことがあるのではないでしょうか。
子供の頃は、お祭りの時期にしか食べることができないのだと思っていたのですが、
西大分の国道10号線沿いにあるお菓子屋の「かとう」さんなどで
一年を通して販売されていたんですね♪
志きし餅は明治初期から売り出されたものだそうで、
他ではあまり目にする事のない、
波目模様が入ったお餅のような、団子のような、
なんとも言えないやわらかい食感は志きし餅ならではですよね。
「こしあん」の入った白いお餅と、「つぶあん」が入ったヨモギのお餅が
それぞれ5個ずつ、10個入りのパックで¥735円です。
西大分で「志きし餅」を販売しているお菓子屋の「かとう」さん。
そもそもこの浜の市、正式には「浜の市神幸祭」と言い、その歴史は鎌倉初期から。
西大分から少し山手に入ったことろにある柞原八幡宮の神様が
毎年9月の放生祭に生石(いくし)にある仮殿のお宮に降りてくる際に
開催されるお祭りだそうです。
その昔、藩政時代には「浜の市」の期間中は城下での商売は禁じられ、
すべての取引が「浜の市」で行なわれたために
「讃岐金比羅の金市」、「安芸宮島の船の市」と並ぶ西日本の三大市に数えられ、
江戸時代には府内藩主の行列も「浜の市」へ見物におもむき、
にぎわいを見せていたそうです。
少し前になりますが柞原八幡宮へ雑誌の取材でおじゃました際に
撮影した写真が残っていましたのでご紹介します。
全景が分かる写真は出版社さんへ売ってしまいましたので
ちょっと分かりづらいでしょうか・・・TT
1866年(慶応2)に再建された、見事な彫刻の柞原八幡宮の南大門
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